職場の悩み

周りには相談できない職場での悩みとその対処法

誰にも相談できない? 職場での悩み上位ランキング

 

私も47歳でアーリーリタイアするまでの間、長年サラリーマンをやってきていつも仕事の悩みに直面しました。

 

パワハラとかセクハラとかモラハラとか職場の悩みをブレークダウンするとこういうことですが、実はこれらのハラスメントもそもそもの人間関係に起因するものが多いのです。

 

大別すると次の5つをよく経験しました。

 

  1. 職場の人間関係
  2. 仕事でうまく成果が出ない
  3. 自分の昇進・出世
  4. 職場の飲み会が多く断れない
  5. 自分とは合わない上司

 

そのうち今回は、職場の人間関係について深堀りして対処法をお伝えしたいと思います。

職場の人間関係になじめない

 

厚生労働省の調査においても、「職場の人間関係が好ましくなかった」との回答が離職理由の上位に挙がっています。

ここで会社の人間関係で辛いと感じることを大別したいと思います。

 

  • 上司に振り回される
  • 苦手な人がいる
  • 派閥争い
  • 無視・イジメ
  • セクハラ・パワハラ・モラハラ

 

上司に振り回される

 

私にも経験があります。上司から昨日言われてとりかかったことを、明後日には翻して180度違うことを言い出す上司でした。

 

私の場合、私の直属の上司に、年末に「来年早々から台湾に駐在してくれ」と言われたので、自宅に帰って、嫌がる妻に説明してやっと妻も同行することに納得してもらった矢先に、「台湾ではなく、やっぱり香港に駐在してくれ」という指示が出たりしたことがありました。

 

妻はあきれるとともに激怒です。

 

こんな事が日常茶飯事にあったので結構苦労しました。

 

また「自分の失敗を部下に押し付ける」、「感情的に怒り出す」、「偉そうな態度をとる」ことも度々で、ノイローゼになりそうでした。

 

上司なので言い返すこともできないので不満ストレスはかなりたまっていきます。

 

苦手な人がいる

 

会社にはいろんな人がいますので、どうしても馬が合わない人が中にはいます。

 

仕事なので、そういう人ともうまくやっていかなければなりませんが、苦痛を感じますよね。

 

たった一人の苦手な人の存在のせいで、会社の人間関係に悩むケースも大変多いのです。

 

派閥争い

 

派閥争いは今に始まったことではないですが、これに巻き込まれると人間関係もぎくしゃくして厄介です。

 

自分は出世なんて関係ないと思っているのに、誰かの太鼓持ちをさせられるケースがあったりすると本当にうんざりです。

 

昔は純粋に同じ会社の同じくらいのポジションの人が争うくらいでしたが、最近、日本では会社の吸収合併などが盛んで、斜めから派閥争いが始まることもあります。

 

派閥争いの為に、行きたくもない飲み会やゴルフコンペ、言いたくもないのにおべっかを使わなければならなかったりと、気を休める暇がなくなることもあると思います。

 

無視・イジメ

 

ストレスが多い現代社会では無視・イジメというもの横行しています。

 

神戸市の東須磨小学校で起きたイジメはフィジカルな形でのイジメでしたが、暴力ではない形のイジメ=存在の無視も職場では起きています。

 

大体において上司に嫌われている人を、上司に取り入ろうとしている人達がこぞっていじめるというのが多いケースです。

 

私の職場でも取締役である上司に面と向かって意見した女性が嫌われた結果、部長課長はじめ職場の若手までも彼女を無視して、「忘年会」や「会議」の連絡も入れなくなったことがありました。

この様に大人同士でいじめを行うことは決して少なくはありません。

【ほかの具体例】

  • 陰口や噂をたてられる
  • 人間関係の切り崩し(あいつは、君の事をこう言っていたよ 等の告げ口)
  • 不当と感じるほどの出向や移動

こうなってしまってはもはやまともに仕事なんてできやしません。精神的な障害を引き起こす原因にもなりますので早めに対処する必要が生じます。

セクハラ・パワハラ・モラハラ

 

昔から存在したものですが、現代において、これらがいけないことであるという認識が漸く確立しました。

 

しかし、フィジカルな暴力や猥褻行為でない、言葉だけで行われる類のものはハラスメントの定義、解釈がグレー過ぎて、これってパワハラなの?、指導の一環ではないの?ということもあり得ます。

 

厚生労働省が発表している、セクハラとパワハラの定義がありますのでリンクを貼っておきます。

職場でのセクシャルハラスメント

職場のパワーハラスメントの定義

 

先ずは本人が不快感を感じたかどうか、それに加え、当事者以外の第三者からみても不快に感じさせる内容であったかというところも大事な指標になります。

 

この様な目に余る行為が横行したが為に離職するという方も相当数います。

 

どう対処すればよいか?

 

もしこの様に状態に陥った場合、どう対処すればよいのでしょうか?

 

一言で言えば人間関係の改善ですが、そんな簡単な問題ではありませんよね。

 

実はそのような状態に陥っている原因は自分ではなく他人にあると他人を攻めがちですが、問題は自分にある場合も見受けられます。

 

第三者から見ても相手の方が非が多いというのであれば、後々の法的な手段を講じるケースや、そこまでいかなくても会社の中のコンプライエンス委員会での評価のことも念頭に入れて、あなた自身にある問題を事前に消しておきましょう。

 

そうすることによって、相手側にある非が際立ち、裁判やコンプライエンス委員会の懲罰会議などになった際にあなたに有利に働くからです。

 

やらなければならないことを箇条書きします。

  1. 相手のみならず周囲に対して好意的な態度をとる
  2. 身だしなみ、言葉遣いに気をつける
  3. 人によって態度を変えない
  4. ネガティブは発言を控える
  5. 報・連・相を徹底する

いかに述べる方法は人間関係に関するさまざまな悩みにも応用できます。あなたのケースでもきっと役に立つはずです。

相手に対し好意的な態度を取ってみる

 

嫌いな相手にまで難しいかもしれませんが、半年だけでも良いので心がけてやってみてください。

会社での人間関係がうまくいかない理由として、あなたが周りからよく分からない存在だと思われている可能性があります。

こういう場合は、あなたのほうから相手に対して好意的な態度を取ってみましょう。

「好意の返報性」という言葉をご存知でしょうか?

「好意の返報性」とは、人間は何かをやってもらったらお返ししなければならないと感じる習性があります。

恋愛テクニックでも使われることが多いようです。職場の人間関係においても例外ではありません。

では手始めに何をやればよいのでしょうか?

 

必ず挨拶をする

 

拍子抜けしたかもしれませんが、挨拶をバカにできません。

挨拶は「相手の存在を認める」行為の基本です。

「おはよう」「お疲れさまです」と声をかけることで、「私はあなたのことを認識・承認していますよ」と暗に相手に伝えることになります。

最近は、ネットの影響で言葉を発する機会が以前より少なくなりましたが、その分、いさつで言葉を発するだけであなたの存在を際立たせてくれることになります。

挨拶する時は、きちんと目を見て笑顔を作って明るく伝えるようにしましょう。

自宅で鏡の前で笑顔の練習もしておきましょう。

 

ちょっとしたことでも感謝の気持ちを述べる

 

挨拶と同じです。感謝の言葉は積極的に述べるようにしましょう。

「ありがとうございます」と言われて嫌な気持ちになる人はいません。

極端な話ですが、相手側も注意をするのに勇気がいります。嫌われる行為ですからね。

でも、あなたが注意を受けても「ありがとうございます。自分では気づきませんでした」

と言われて、相手はどんな気持ちになるでしょうか? ちょっと嬉しくなりますよね。

どんな小さなことでも構わないので、相手に何かしてもらったら感謝の気持ちを伝えてください。

 

自分が悪い時は素直に謝る

 

ミスをしたら素直に謝る。下手に隠そうとしたり言い訳すると相手は追及してきます。そしてあなたは信頼を失います。

人間ですから誰もがミスをします。大切なのはミスをした時の態度です。

「迷惑かけたな…」と感じる出来事があったら、すぐ謝りに行きましょう。

見出しなみや言葉づかいに気を付ける

 

身だしなみや言葉遣いに気をつけていますか?

 

知らず知らずのうちに周りに不快感を与えている可能性もあります。

 

以下のような、見た目や言葉づかいは相手に不快感を与えるので、慎むようにしましょう。

 

髪の毛は清潔ですか? 爪は伸びてませんか? 口臭、体臭はありませんか? シャツはパリッと気持ちよく見えるものを着ていますか? 靴は綺麗ですか?

ネガティブ発言が多くありませんか? はっきりと聞きやすくしゃべる様にしていますか? メールだけですませていませんか?

 

様々な人と関わるビジネスですので、清潔感とマナーは大変重要です。

 

周囲の人気のある先輩、同僚、後輩をウォッチしてみてください。あなたの身だしなみとマナーと比べてどうですか? 参考にしてみましょう。

 

自分ではなく相手のために、職場ではきちんとした服装と言葉遣いを意識しましょう。

 

人によって態度を変えない

 

相手のポジション、役職、美醜によって態度を変える人がいるもの事実です。

しかしこれが最も嫌われます。

意識的な人も無意識にやっている人もいますが、嫌われるのは意識的にやっている人です。

こういうタイプは利害関係だけで判断し、利害関係においてプラスに働く人だけを選別して態度を好転させます。

自分には冷たいのに、特定の相手にコロッと態度を変えるのを見ると嫌な気持ちになるものです。

逆に、自分にはよくしてくれるのに、他の人を冷たくあしらっているのを見ると嫌な感情になります。

人は、どうしても悪い方の態度が印象に残ってしまうのです。

自分ではうまくやれているつもりでも周囲の人は見透かしていることも多々あります。

職場の人とは全員同じ態度で接するようにして、味方を増やしましょう。

ネガティブな発言は控える

 

ネガティブな発言は、聞く人をげんなりさせます。私の前の上司もいつもネガティブ発言ばかりしていましたので、周囲の人間は誰も彼の周りに寄り付こうとしませんでした。

話しかけても否定的発言や人の悪口、皮肉ばかりだと、誰からも一緒にいたいと思われない存在になります。

「面倒くさい」、「でも、、、、」という発言もネガティブ発言です。会社では絶対使ってはいけない言葉です。心のうちにとどめておきましょう。

仕事ですから、面倒臭いとかネガティブな気分になることも、もちろんあります。

しかしながら、ネガティブ発言は職場の雰囲気・士気を低下させますので、しない様に心がけましょう。

報連相を徹底する

 

仕事をする上で必須ともいえる報連相。今や古いものだと言う人もいますが、こまめに報告連絡・相談を行うことはプラス効果を引き出すにはとても有効です。

メールではいけません。もちろん相手が忙しい時ではなく、なるべくコーヒー飲んでいるときやタバコを吸っている時などのリラックスしているタイミングを狙いましょう。

報連相を徹底することで、上司や同僚から信頼と共感を得ることができ、同時に仕事に対して真摯に取り組んでいる演出効果も抜群です。

些細なことでも報連相を怠らず、人間関係を改善させましょう。しつこいようですが、メールやLINEですませないように。

 

ま と め

 

今まで述べてきた対処法は、あなたが周囲に好かれ、味方を増やす方法です。

万が一、相手に明らかに非が大きくてあなたが悩んでいる場合には、法的手段などをとらねばならない可能性もあります。もしくは黙って会社を去ることになるかもしれません。

もし、法的手段やコンプライエンス委員会の会議で戦う決断をされる場合、今まで述べてきた対処法を用意周到に行ってから戦えば、あなたを応援してくれる仲間が味方になって応援してくれて、相手にぎゃふんと言わせられる可能性が高まります。

ターゲット以外の人との人間関係を良好に保ち、戦いたい人に対して負ける戦はしないでください。

 

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