
おじさんが妖精さんとは? その意味は?
3日前に朝日新聞が妖精さんについてとりあげました。
妖精さん? トップの写真のようなかわいらしい妖精のことではありません。笑)
では妖精さんは何を意味するのでしょう?
朝会社にやってきて、そのままろくな仕事もせずに定時前に姿を消してしまう中高年のおじさんのことを妖精さんと言うようです。

任されている責任のある仕事も特にある訳でもなし、あったにしても当人は成績なんて気にせず、就業中にスマホいじったり、新聞読んだり、居眠りしたりする、会社にいるかいないか分からない、滅多に皆が就業中に目にすることがない中高年の事を揶揄してその様に呼んでいます。
今、どうしてこういう人たちがいるのか?
いいえ、今になって始まっているわけでなく、私がサラリーマンであった10年位にも沢山いました。
当時、まだ私が仕事が終わらずクライアント先からの移動で電車に乗っている時、大体、18時~19時前頃に、すでに一杯ひっかけて帰る中高年の姿が電車の中に散見されました。
どう考えても17時には呑み始めて、酩酊している感じのおじさん達です。
昔からいたのに、どうして今になって大きくクローズアップするのでしょうか?
しかも朝日新聞が取り上げて以来、どんどんメディアがクローズアップして先日は羽鳥さんの朝の番組でも取りあげていました。
大企業が終身雇用制を否定しはじめた
実は、メディアというのは、大きく政府や大企業にコントロールされているというのをご存じでしょうか? 当然スポンサー大手の顔色を伺いながら生きてます。
以前、痴漢冤罪の報道がものすごく多くなった時期を覚えてますか? 電車の中で痴漢行為を働いて、電車を飛び出して電車にはねられて死亡した報道や、線路を走って逃げる男の姿を報道が煽るがごとく出ましたが、今は全くなくなりました。

また、煽り運転というのは以前から沢山あったのですが、報道がものすごく加熱しましたよね。これも今はほとんど報道がなりをひそめてきました。

痴漢の報道加熱の時は、その報道の途中に痴漢冤罪保険なるものが売りだされて、煽り運転の報道加熱の時には車載カメラと必ず企業側のメリットとなる様な商品が売り出されたりします。
では今回の妖精さんの報道が過熱する先に、何があるのか?
実は売り上げをあげるためのにメディアを使うのではないのです。
企業は、トヨタをはじめ経団連に属する大企業は終身雇用を辞めたくて仕方ありません。
あのトヨタが始めると、我も我もと他も続いて当然開始します。
トヨタの御曹司、トップの豊田章夫の報道をご覧ください。(最初のCMはスキップしてくださいね)
彼の第一秘書は私の高校時代の部活の1つ上の先輩です。
彼は世襲オーナーにしては、とても働き者で、会社の中にいる妖精さんの存在を許せなくなっているそうです。
つまり、トヨタをはじめとする日本の大企業は終身雇用を辞めたい、しかし政府がやめさせない。雇用を延長させて、働き方改革と称して皆で労働を分け合って少しでも多くの人から所得税をぶんどりたい。
このせめぎあいの中、企業がメディアを使って、世の中に『”終身雇用は悪”、若くて成果を出せる人たちにもっとチャンスを』とプロパガンダを始めたのです。
2020年は大・早期退職時代が始まります。つまり肩たたきです。
終身雇用制は実質的に2025年までには崩壊してなくなるでしょう。
コロナが蔓延したので2019年に専門家が予想していたよりもっと大規模なリストラをやり始めます。
こちらに記事があります。
将来のAI化をにらんで黒字でもリストラを開始します。
会社は誰も守ってくれません。会社では”もらう”ことに慣れすぎてしまうと、外に出た時に狩りをする能力、つまり稼ぐ能力は年齢とともに劣化します。
自分で稼ぐ能力を早めにつけないと手遅れになります。
収入の柱を数本持つ手段、真剣に考えなければならない時代に入りました。
自分を守るために行動しなければならないのだと思います。